2008/08/07

地震予報、的中せず

世間でまことしやかに噂されていた、8月6日に東京でマグニチュード6.5の直下型大地震が発生するという地震予報だが、年間かなりの回数の有感地震を計測する東京は、この日ついに大地震はおろか僅かにでも揺れることなく、先週発生したタンクローリーの爆発事故さえなかったかのように、静かにその1日を終えた。
誰が言い出したのかは分からないが、結局この地震予報のお陰で、究極的に言えば損をした人間も得をした人間も存在せず、奇しくも日本人が思ったよりも理性的、裏を返せば冷めている事が明らかとなった。これが一昔前の日本のように、国民の中に迷信めいたものを信じる部分が大きい国であれば、それなりの避難騒動や略奪行為が発生していたかもしれない。もっとも、日本人の場合は、理性的なだけではなく、危機感が乏しいと言うのも多分にあるのだろうけど。
まあ、少なくとも大衆娯楽雑誌は、記事のネタがひとつ、無くなった訳だが、そう悲観したものでもない。次は誰がこんな根拠の無い地震予報を出したのか、犯人探しを特集すればよいではないか!

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