2008/08/15

双方勝利宣言って・・・

諸外国の働きかけによって、とりあえずの停戦が実現したロシア・グルジア紛争だが、とにかく武力衝突が治まったのはよかったものの、なぜかそれぞれの国内では、まるで勝利したかのような喧伝が行われており、相手国に対する優越感がそれぞれの国内で形成されている模様である。
武力衝突が回避されたのはともかく、それぞれの国民が、各々相手に対して勝利したと思い込んでしまうのは、今後の両国の関係に重い影を落とすのではないかと気が気ではない。まるで日本と韓国が、それぞれの国で、それぞれの国に都合のよい歴史を教え込まれて、お互いに相手を蔑み憎み合っているのと同じように、である。
各国政府の思惑によって、自国に都合のよい歴史が教えられるのは、もはや避けようがないものとは言え、願わくばそれぞれの国民には政府の思惑を含まない、真実が伝えられ、今後数十年における両国の関係が、険悪なものとならないように立ち回って欲しいものである。なんとか、日韓関係の二の轍を踏む事だけは回避してもらいたいものである。

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