2008/07/21

誰が消したか改竄記録

大分県の教員採用試験に絡む不正疑惑で、既に逮捕された元県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が受験者の成績改ざんに使ったとされるパソコンから、データが一部消去されており、江藤容疑者が証拠隠滅のために消去したのではないのか、という疑念を持たれていた。これは7月17日に報道されており、江藤容疑者は「自分は消去していない」などと否定していたのだが、なんとここにきて、データが消えたのは江藤元参事が収賄容疑で最初に逮捕された6月14日以降であることがわかったようである。
江藤容疑者が消去したのであれば、不正な採点操作などを限られた一部の人間がやっていたと思われるのだが、そうではなく、誰か他の人間からの指示で、今もまだ逮捕されていない関係者が、自分達に不利となるデータを消去したことが予想され、いったいどこまでこの汚職事件が広がるのか、収拾がつかない事態となってきた。教師になるために金を払う、金を受け取ったので他の受験者の成績から減点する、校長には金を払った人間だけが昇格できる、こんな不正なことを続けてきた大分県の教育界は、はっきり言って欲に取り憑かれた金の亡者の集団としか言いようがない。
他府県の教育界でも、対岸の火事では無いと、影響を回避するのに躍起だが、所詮は同じ穴の狢、遠からず不正な採用実態は明るみに出てくるであろう。出てこないとすれば、何も無い、清廉潔白であったとは到底信じがたく、大分の汚職事件よりもさらに他府県の不正ネットワークの方が、深い闇に包まれていると考えるべきであろう。
子供たちよ、先生のような人間にはなるなよ。

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