2008/07/18

興味を明かさないで

今秋から、ヤフーと子会社のオーバチュアが、過去の検索結果や閲覧ページの履歴から、ポータル利用者の興味を把握し、それに合った広告を表示する「興味連動型広告」を開始すると発表した。
要は、化粧品について調べていたり、サイトを閲覧したりしていると、次に訪れた際に化粧品に関係する広告が表示されると言う、消費者よりは広告主の掲載効果をより考えた広告出稿システムだが、果たしてこれは消費者から同意を取ること無く開始してよいシステムなのだろうか。
現状の広告は、検索キーワードに応じて、関連がありそうな広告を検索結果と同じように表示するものが多いが、このシステムでは極論すると昨日、検索した内容に応じた広告が表示されてしまう。世の中のお父さんたちが、家族に隠れてこっそりとエロ動画サイトなどを検索していると、翌日、家族とポータルを見るとエロ動画サイトの広告が所狭しと並んでいる、なんて言う笑えない状況も想定されるのだ。こんな事態に陥る危険性を考えると、ヤフーを利用するユーザーは、相当数が離れていってしまうのではなかろうか。Googleに対抗するためとは言え、なんとも大胆な博打に出たものである。外れたら、ソフトバンクは倒産、までは行かないか・・・・・

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