2008/07/14

資源高の影響分析を読んだ

最近の資源価格高騰に関して、財団法人国際通貨研究所が記事を出していたので読んでみた。(グローバル化は日本にとって不利益?
これを読むと、資源価格の高騰には新興国・発展途上国の経済成長による需要増によるものと、金融市場の混乱に伴い投機的な資金の流入によるものを2つの原因としている。その上で、需要増が主たる原因であると仮定した場合には資源の大半を輸入に頼っている日本にとっては非常に不利益に働くと述べている。つまり資源価格の上昇はそのまま所得の国外への流出になるので、実質的な所得水準の低下を招くと述べている。
この記事では、このまま何の対策も打たなければ、日本はこの予測のとおりに(仮定が正しければ、だが)なってしまうので、何らかの対策をとる必要があると結論付けている。その対策とは
・資源産出国に供給を働きかける
・資源を効率的に使って、需要を抑制する
なのだそうだ。なんという情け無い結論なのだろうか。国際通貨研究所は、この他にもっと、斬新なアイデア、提言などができないのだろうか。なんとなく立派な内容であるかのように書いてあるが、要するに「資源国に対してお願いする」「無駄遣いをなくす」というだけのことで、こんなことでよければ何も考えていない遊び盛りの子供だって思いつくだろう。どうせ出すのなら、もっとマシな提言を出してもらいたいものである。


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