2008/07/20

ASUS、日本差別だよ

このところ、ASUSが発売しているEeePCという、4万円台後半の超低価格ノートパソコンが注目を集めているが、それに対抗したのか、HPも5万円程度の新型を投入してきて、新たな低価格競争が起きつつあるようだ。そんな中、7月11日にASUSがEeePCの新型機種を投入してきた。
こいつが新型だ
CPUにインテルR Atomプロセッサー N270(1.6GHz)に、1GBのメモリに12GBのフラッシュドライブを搭載し、店頭価格は5万円台後半と、スペックが向上した分だけ価格も高めに設定されているようだが、旧型が若干、スペックとしては物足りないものであっただけに、かなりインパクトのある製品となっている。恐らく、HPが投入してきた低価格機種に対抗するために、リリースしてきたのではなかろうか。
しかしながら、ASUSに対して文句を言いたいのは、なぜ海外ではLinux搭載モデルが発売されているにも関わらず、日本ではWindowsモデルしか発売されていないのか、ということだ。Windowsを搭載すると言うことは、当然ながらMicroSoftに対して支払うライセンス料が発生するということで、どうしても価格が高めにならざるを得ないのだが、なぜ日本でだけLinuxモデルを発売してくれないのか。
Windowsは内部の動作もよく分からない部分が多く、なにかトラブルが発生してもなんとなく、色々試してみたら、なぜか直った、という本当にハイテク機器なのかと思うような、行き当たりばったりの対処が往々にしてあるが、Linuxの場合は、基本的には何がどうやって、どういう場合にどの部分が動くのか、ということが明確になっているので、何か問題が起こったとしても、解決するのは非常に論理的であり、悩むことはあっても理解できないという状況は殆ど存在しない。
こんなメリットがあるにも関わらず、日本でだけWindowsモデルしか発売しないということは、日本人は所詮、Windowsみたいな初心者向けのOSしか使いこなせないだろう、たかが東洋のちっぽけな島国に暮らすモノマネしか出来ない黄色い猿どもが、という蔑視の感情が込められているのではないだろうか。もしそういう感情が無いと言うのであれば、日本だけを差別することなく、同列にLinuxモデルも発売してもらいたいものである。


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