2008/07/04

カモシカお断り

7月3日の14時ごろに、富山県舟橋村の村立図書館に、どこからやってきたのか国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが迷い込んできた。野生動物なので、当然の事ながら人に馴れているわけでもなく、そこかしこを走り回り、本をけ散らし、本棚に登るなどして大暴れをしたとのこと。村の職員が総出で対応にあたり、最終的には麻酔を使って眠らせたカモシカを、右も左もわからない山の中に置き去りにして一件落着となったようである。
鋭い角や蹄などで、図書館にいた子供たちが万一、グサーッとかやられていたら大惨事になる可能性もあったのだが、のどかな山村に住む村人からは、「本が食い尽くされなくてよかった」「『動物は入れません』と立看板を出しておくべきだった」「カモシカだけにシカた無いカモ」などのほのぼのとした意見が大勢を占めており、何かと言うと行政の責任を追及して誰かに責任を取らせなければ収まらない、殺伐とした大都会とは違った暖かさを感じることができる。
そういえば、同じシカでも奈良の鹿が地元の図書館に乱入して、本を食い散らかした、などという話は聞いたことがない。お腹がすいたら、公衆トイレに入って、トイレットペーパーをムシャムシャするような狼藉者の集団にも関わらず、歴史のある町だけに書籍など文化にはそれなりの敬意を払っているのかもしれない。でも、公園内で汚物を撒き散らしても知らん顔なんだけどね。。。。。


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