2008/10/29

松坂屋、跡地に何ができるのか

横浜松坂屋の営業が一昨日、2008年10月26日をもって終了し、創業以来144年の歴史に幕を下ろした。最終日となった昨日は、見たことも無いほどの盛況ぶりで、いつもこのくらい賑わっていれば、閉店の憂き目を見ることもなかったのにと大変残念に思ったが、もはや後の祭りである。
さて、松坂屋は閉店したが、その建物自体も取り壊される事が決まっており、市民からは文化財として保存を求める声が強くなっている。しかし、もともと、この建物は重要文化財?として横浜市の保存対象に指定されていたはずなのだが、どういう経緯で取り壊される事が決まってしまったのか、全く闇に包まれたままであり、決定に絡んで何らかの利権争いでもあったのではないかと疑われても仕方ないところだ。そんな利権の損得に左右されることなく、保存すべきものは、費用をかけてもきちんと保存する、そういう世界の常識に照らしても恥ずかしくない国際都市を、是非とも目指して欲しいものである。
だが、それにも増して気になるのは、一体この旧松坂屋跡地に何ができるのか、という事だ。低層階に商業施設を備えた総合ビルを建築する、となっているらしいのだが、実のところ具体的な計画はまだ無い状態で、この景気低迷が明らかとなりつつある昨今、一体なにができるのか非常に心配なところである。少し離れたところで、ユニーの向かいにあった建物群は、まとめて取り壊されて以来、何が出来るのかと期待していたら、なんと平置きの駐車場になってしまった。まさか松坂屋ほどよい立地条件の土地が、そんな事になるとは思えないが、ひと昔前に流行ったタワー型マンションなんかはやめて欲しいものである。松坂屋がなくなった事で、休みの日に出掛けるところがひとつ失われてしまったのは非常に困った事で、何か休日に出掛けるに足るものが出来て欲しいものである。あ、パチンコ屋は勘弁してくれよな。

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