2008/10/25

お手伝いさんのいる風景

東京大学やトヨタ自動車などが共同で、家事をサポートしてくれるお手伝いさんロボットの試作機を製作したという報道があった。なんでも、これまでのロボットでは難しかった、洗濯物などの柔らかいものでも正しく認識し、衣類などをまとめて洗濯機にいれたりすることもできるらしく、外出時などに、これとこれをやっといて、とお願いすれば1人で作業をこなしてくれるそうである。
掃除をしたり、食器を運んだりは記事に掲載されていたが、食器を洗ったり、洗濯物を干したり畳んだりという動作は記載されていなかった。恐らく、水周りの作業はまだまだこれからの話になるのだろうが、少子高齢化に伴う労働力不足の解消を目指し、7年後を目処に製品化に漕ぎ着けたいとのことで、いつ店頭にこのロボットが並ぶようになるのか、今から楽しみである。
しかし、昔、夢物語と思っていた鉄腕アトムの世界がどんどん近づきつつあるようで、そろそろロボットに対する法律も整備を進める必要が出てくるのかもしれない。ただ、家事をロボットに任せるようになってしまっては、人間は本当におしまいだ、という気もしてくる。自分の事を自分でやらないようになってしまったら、それこそ猿の惑星のように人類は地球の支配者としての地位を、何か別の生物に譲り渡すことになる日も近いと言う気がする。それにしても、よく考えたら、アトムって家事してる記憶がねぇな。う~ん、ほんとに人間の役にたってんのか、あいつ。

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