2008/09/30

その違いはどこから

中央政治が、総理の無責任辞職やら新たに選ばれたばかりの国交相が確信犯的な失言で辞任するやら、汚染米の実態は全く解明されないまま責任を新たに設置された消費者庁に押し付けるわと、混迷の度合いを増す方向にしか進まない状況の中、和歌山の岩出市と岡山の高梁市の市長選挙が奇しくも同じ9月28日に行われ、即日開票の結果、新たな市長が選出された。
問題は、どの政党の候補者が当選したかと言う点だったのだが、新聞記事を読む限りどちらも無所属での立候補だった模様で、政党はどこにも記載されていなかったが、そんな事が問題だと思えなくなるほどの、大問題があった事は、新聞各紙、TVニュースでも全くと言っていいほど伝えられていないようだ。
なんと、岡山の投票率が82%に上ったのに対し、和歌山はたったの47%に止まったのだ。これまで、田舎は投票率が高く、都会は低いと言う傾向が明らかになっていたところに、和歌山のようなド田舎の投票率が、それでも栄えていると言える岡山に遠く及ばない、どころか国政選挙の全国平均かと思われるような低さに終わったのは、はっきり言って政界に与える衝撃はリーマンブラザースの破綻を凌ぐほどであろう。この結果が、衆議院の解散・総選挙に向けた自民党、民主党の動きにどのような影響を及ぼすのか、動静を注目したい。

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