2008/09/28

年金の裏技っていったい

これもそうか?
このところ、年金だけでは食べていけないため、定年後も働く定年退職者が増えつつあるらしい。しかし、働いて収入を得てしまうと、年金受給額が減らされてしまう場合があり、かえって収入が減ってしまうというケースもあるとのことで、書店に行けばどうすれば働きつつ年金を満額もらえるのか、裏技を教えてくれる本が多数見受けられる。そういう本の著者は、だいたいが年金を減らされないために上手な働き方をしましょう、と自分は制度をよく理解しているのだと言わんばかりに鼻高々に説明するものだ。
しかし、よく考えて欲しいのは、年金とはこれまで一生懸命働いてきた労働者が、安心して老後を暮らすために用意されている制度のはず、ということだ。安心して暮らすための制度をただ利用するだけであるのに、そこに裏技が必要になってきた時点で、それは既に安心をいう重要な点を失っていると言える。年金を受け取るために、言わば姑息な手段を使ってまで、少しでも多くの需給を受けるために、汲々とした働き方を迫られる、そんな年金制度が果たして本当に高齢者のことを考えて定められている制度だといえるのだろうか。
本日、「日教組はガンだ(そのとおり。日本の教育現場を荒廃させてきた張本人だ)」「単一民族の(何パーセントから単一民族かという規定が無い以上、主観で決めるしかない。厳密に単一民族だけで構成されている国家は、およそこの地上には存在しない)」などの特に問題とは思えない発言で、国交相の辞任が決まった(かと言って、彼が大臣に相応しいかと言うのは別の問題)ために、次の選挙がいつになるのかは微妙な情勢となってきたが、国民の総意として本当に安心して暮らしていける社会を実現してくれるのは果たして誰なのか、少なくとも自民党にずっと任せてきた結果、このような状況になったのだということはよく考えて、投票行動に繋げてもらいたいものである。

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