2008/09/27

メラミンとワニとどっちが怖い

中国産の粉ミルクからメラミンが検出された問題は世界中に広がりを見せており、日本ではついに一般に流通している丸大食品の菓子パンなどからまで検出されたことが明らかとなった。健康に影響する可能性は極めて低いとされているものの、一般の小売店で販売されている食品にまで汚染が広がっている事実が明らかとなったことで、より一層、中国産食品の安全性に対する警戒心が日本国民に浸透していくのではないだろうか。これで、国産に切り替えてくれる動きが出てくれば、国内の農業振興にも一役買ってくれることとなり、大変に喜ばしい事なのだが、残念なことに農水省のずさんな検査の実態などが次々と明らかとなりつつある汚染米不正流通事件については、どこまで汚染が広まっているのか、まだ解明されていない部分も多く、今後どのような事態に発展していくのか、非常に不安を覚えるところである。
一番怖いのは人間か
そんな中、中国の広東省にある観光施設で、飼育されていたワニ200頭が、24日に来襲した台風がもたらした増水の影響で、大量に逃げ出したことが判明し、警察がワニ狩りに出動していることが明らかとなった。この施設は広東省珠海市にある珠海ワニ公園とのことで、あまり観光情報には出てこないようだが、珠海市自体はそれなりに日本人観光客も訪れる都市であり、川辺などには近づかない方が無難であろう。なにしろ、この逃げ出したワニはまだ14匹しか捕獲されておらず、残りがどこに潜んでいるのかは杳として知れない。さらに、川や海をつたって香港西岸にまで到達する可能性すら指摘されており、いつどこでワニに襲われるかしれない状況と言えよう。これから中国に旅行する際は、粉ミルクと防ワニグッズが必携であろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿