2008/09/23

今が買い時だ

リーマンブラザースの倒産余波に揺れる金融界だが、一般市民の不安をよそに、今が買い時とばかりに、アメリカの金融機関に対する投資・買収の動きが活発になってきた。野村ホールディングスがリーマンブラザースのアジア・太平洋地域部門を継承することがほぼ確定的となり、さらには欧州部門についても傘下に納めるべく英国の金融機関と激しい争奪戦を繰り広げている。
そうかと思えば、三菱UFJがモルガン・スタンレーに対して9000億円もの出資を行うことを早々に決定した。三菱UFJ側としては、このようなビッグネームとの提携は二度と無いかもしれないチャンス、と判断したとのことで、全米二位の証券会社との提携で得られるメリットを期待しているようである。
9000億円?なんか聞いたことがある額だと思ったら、道路特定財源の地方財源分と同じ額ではないか。三菱UFJはこんな大金をサブプラ問題に揺れ大混乱に陥っている米金融機関にポンと出してやるほど気前がいいのか。だったら、預金の金利をもっとあげろと言ってやりたい。なんなのだ、金利0.2%って!100万円を1年間預けておいても2000円しか貰えないなんて馬鹿にしているのかと言いたいところだ。
それにしても、日本の政治家も評論家も、なぜ野村や三菱UFJを「ハゲタカ」呼ばわりしないのだ。日本の金融界が海外勢に買収された際には、ハゲタカファンドと言って非難したくせに。なんと身勝手なやつらなのだ。これが日本を動かしている性根の腐った支配階級の本性なのか。・・・・支配階級、う~ん、なんとも嫌な響きだ。自民党の執行部が支配階級のゴアウルドで、官僚がジャファの軍団と思えばよいのか。じゃあ、民主党はトクラかな。。。

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