2009/06/02

うどん店、爆発

オープン準備中のうどん店が、原因はいまだ調査中だが突如、爆発し、従業員6人が負傷するという事件が起きた。
この報道を聞いて、100人が100人、思い描くのは香川の片田舎、田んぼの真ん中にポツンと佇むうどん店のイメージだが、実際は香川から遙か遠く離れた大都会、東京から北に上ること数百キロ、青森の片田舎に佇むうらびれたうどん店であった。
なぜ、うどん店が爆発したのかと言う疑問と同じくらい、なぜ青森でうどん店なのだという疑問が湧き出てくるのは当たり前の感情だろう。青森と言えば、マグロだったり林檎だったり、あるいはしょっつる鍋だったりするのではないのか。声を発するエネルギーさえも惜しみ、そうだと言うところを「んだ」と言う、そんな青森でこともあろうにうどんとは、なんとありふれた食事なのだろうか。
たしかに、それがいまこの瞬間の経費削減につながるのかもしれないが、これで青森の人里離れた深遠なる信憑性が失われたことを考えると、その損失は計り知れない。さらば、神秘王国、ようこそ手垢にまみれたうどん王国。
いや、別に香川うどん天国をバカにするつもりなど微塵もない。イヤ、ほんとに。

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