2009/06/28

Windowsでは、よくある話

「ほかの人またはプログラムによって使用されています」
windowsを使っていると、ファイルの削除や移動をしようとした時に、誰でも一度は目にしたことがあるメッセージだろう。使用されているからどうなのか、誰が使っているのか、じゃあどうやったら削除できるのか、その辺りの情報が全く得ることができない、なんとも不親切極まりないメッセージに、誰もがカチンとくるのは当然だろう。あるいは、他のOSではこんな一方的なメッセージが出ることは無い、ということを知らなければ、コンピューターなんてこんなものだ、などとおとなしく受け入れている人が多いのだろうか。たしかに、生まれてこの方、windowsしか使ったことが無い、なんていう不幸な人がたくさんいるのも確かな話で、それでもwindowsが使い続けられているのは、やはり他のもっと優れた製品に触れる機会が無いからなのだろうか。
今日もファイルの整理をしていると、なにが操作を妨害しているのかは分からないが、どうしても削除できないファイルが出てきてしまい、アプリケーションを停止してみたりするものの、何度やっても同じ例のメッセージが表示されるだけで、なんの解決もみない。そこでこんな時に役に立つツールがないのかと探したところ、Wholookという、誰がそのファイルを使用しているのかを表示してくれて、そのプロセスを停止してくれる便利なツールを発見した。
英語のツールだが使い方は至極簡単で、インストールしたいディレクトリにファイルを解凍した上で、一緒に入っている「install.bat」をダブルクリックするだけだ。これで、誰が使っているのかを調べたいファイルやフォルダの上で右クリックのメニューを開くと、中ほどに「Who look Me?」という選択肢が増えているのがわかる。これを選んでやると、誰がこのファイルを使っているのかがウインドウで表示される。ちなみに、誰も使っていない場合は何も表示されず、ちゃんと選択できなかったのかと思ってしまうが、正しい動作である。
注意する点としては、ファイルを解凍するのは「インストールしたい」ディレクトリに行う、ということだ。実行するinstall.batは、ファイルの移動などは何も行ってくれないので、例えばデスクトップに解凍してしまうと、その場所のままでインストールされてしまう。この場合、Wholook自身が使用中の状態となってしまうため、別のディレクトリに移動することができなくなってしまう。もし、こんな事態になってしまったら、一度「uninstall.bat」を実行してメニューに表示されない状態にしてから、インストールしたいディレクトリで「install.bat」を実行した上で、改めて不要なフォルダ/ファイルを削除しよう。
自分自身をロックしてしまっているので、誰が使っているのかを確認して解除しようとしても、自分で自分を解除するために自分を利用するという状態であるため、結局解除することは出来ないのだ。ちなみに、このツールを使う場合は自己責任で。問題があったと言って非難されても責任は持てないと一言付け加えておきたい。

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