2009/05/31

亡国の補正予算、成立

という見出しで、夕刊なんとか言う新聞に掲載されていたので、金曜の夕方に駅のホームで目にした方も多いと思うが、とうとう政府・与党が国会に提出していた補正予算案が成立してしまった。当然ながら野党は猛反発を続けてきたのだが、衆議院の過半数を握られている以上、どんなに抵抗してみたところで成立するのは時間の問題であったが、さすがにこの予算がそのまま通ってしまったのは甚だ将来に不安を残すものとなった。
中身がまるで決まっていないが、大型家電や車を購入できるお金持ちと販売しているメーカーだけに恩恵が与えられるエコポイント制度や、新しい天下り先が増える官僚と建設業者だけに恩恵のあるマンガ博物館、来年以降の消費税率アップの口実に使うためとしか思えない定額給付金制度、すべてこの補正予算で成立してしまったのは、日本の行く末に暗雲を立ち込めさせるに十分な、まさに亡国の補正予算というべきもので、珍しく的を得たタイトルであったと言えよう。
やはり、何十年も国家権力を牛耳って甘い汁を吸い続けてきた自民党には、その既得権益を全て捨て去って、まったくあたらしいやり方の景気対策や国民の将来に対する不安を払拭するような、新鮮味のある政策を立案することも、ましてや実行することなどおぼつかないということがこれではっきりした、それだけがこの補正予算が通ったことの成果だと言えよう。民主党も頼りないことは確かだが、これだけ変えると大見得を切っている以上、政権を取って何もしない、となれば即刻退陣を求める声が強くなることは確かで、そういったことを考えると少しだけ任せてみたいというのが、小沢氏の献金など色々あったとしても、率直な国民の思いというものではなかろうか。とにかく、一部の人間にだけ恩恵が与えられ、大多数の国民が生活に困窮させられる今の日本は最低である。なんとかしてもらいたい。
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キッズって子供だろ、なぜ株がキッズなのだ。わけ分からん・・・・

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