2009/05/26

北朝鮮が核実験、ふたたび

日本時間で5月25日午前9時54分頃、北朝鮮の国内でM4.5程度の地震を観測されたが、その後の北朝鮮から出された声明で、2006年以来二度目の地下核実験を行ったものであることが明らかとなった。再三、北朝鮮に対しては国際社会から核実験の抑制が求められていたにも関わらず、それは完全に無視された形で行われたわけで、今後、どのように北朝鮮との間で外交を展開していくのか、隣国の日本は難しい舵取りを迫られていることが改めてクローズアップされてくるだろう。
ペンは剣よりも強し、というのはイギリスの小説家・リットンの言葉だが、マスコミ連中やハト派の政治家たちは、何かと言うとすぐにその文句を持ち出し、だから武力は言論には勝てないのだと声高に叫ぶが、これでそのような弱腰の姿勢が通じるのは常人に対してのみであることがはっきりとした。核と言う凶悪な玩具を手にいれた狂人は、周囲がどんなに非難の声をあげようが耳に届くことはなく、言う事を聞かない国々に対して、これ幸いと脅し以上の使い方、つまり実際に使って見せることも視野に入れたプレッシャーで、交渉を有利に進めようと迫ってくるだろう。
彼等を従わせるためには、もはやペンでいくら非難を振りかざそうとも何の効果もなく、誰の言葉か忘れたが、「この地上に自分達よりも強い力があること」を教えてやるしかないのだ。米軍の教本にあるらしいが、敵の戦力の1/3を火力で、1/3を情報で減ずることができれば、残りの1/3は自然と崩壊する、のだという。北朝鮮に対して必要なのは、そういう大きな視点に立って、なおかつ直接的な打撃を与えうる戦略であろう。なにがペンは剣よりも強しだ。だったら言論で北朝鮮の将軍様を更迭に追い込んでみろと言うのだ。
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