2008/11/18

投資信託っていったい

最近、私が利用している投資信託の価格が大きく下落しており、ここまで世界の金融危機の影響が及んできたのかと訝しんでいることしばし。しかし、不思議に思うのはなぜ投資信託では、資金を集めてまで何かに投資をし、その利益を投資家に還元しようとするのか、である。
だって単純に考えてみてくれたまえ。確実に儲かることが分かっているのであれば、自分の資金を投資して、自分達で運用すれば、その運用益は全て自分達の懐にはいってきて、利益を他人に渡すことなく、全てを手にする方がよほど自らを益々富みさせていくではないか。
そう考えると、投資信託というのが、いかに偽善的に出来ている金融商品なのかが分かるだろう。これは、儲かるか儲からないか分からない商品に対して、一般人の投資資金を集めて投資を行い、収益が上がればそれなりの利益を自分に残した上で余剰分を投資家に対して還元する、その逆に利益が上がらず損失が出た場合にはその負担を投資家だけに押し付け、自分達は投資の手数料で利益を得る、こんななんとも利己的な金融商品に他ならないのだ。
この世の中で、唯一信頼できる投資信託は、手数料を全く課すことなく、利益から投資家に対して最大限の利益配分を行い、その上で余剰になる利益だけを自らの利益として収得する、成果報酬型の商品だけだと言えよう。日本の銀行や証券会社が販売している投資信託など、信用するに足るものか。日本のチンケな投資家どもよ、もっと諸外国の標準に目を向けて未来をめざせ!

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