2008/11/14

トヨタをぶっ飛ばせ!

日本経済の牽引力と讃えられ世界有数の優良企業とされるトヨタ自動車だが、その傲慢振りが改めて明らかとなった。消えた年金問題や社保庁職員による横領をはじめとした不正などで、厚労省に世間の批判が集中している事に対して、マスコミが過剰なまでに厚労省を叩いているとして、そんな番組はスポンサーを降りてやるなどと、メディアに対して脅しをかけていく考えを明らかにした。
なんという傲慢だろうか。いかに世界有数の優良企業のトップとは言え、メディアの報道を抑え込み、自由な言論活動を弾圧していこうとは、営利企業による明らかな言論統制ではないのか。やはり、これだけの大企業ともなれば、抱える暗部も巨大なものとなり、それゆえの政府・官僚との癒着から、どうしても擁護するような発言となる、と言う事か。
それにしても情けないのは、そのような恫喝ともとれる発言を受けておきながら、大手メディアはまるで貝にでもなったかのように、沈黙を守っていることだ。普段であれば、報道の自由を楯に滑稽なほど声高に言論弾圧だ、思想統制だと叫ぶマスコミが、スポンサーを降りられると思った瞬間に揃って口を閉ざして、いったい何が言論の自由だと言うのだ。やはり、この国の人間には理念など欠片もなく、あるのは経済という言葉で隠した、私利私欲、金銭欲だけだと言う事なのだろうか。

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