2008/06/26

マイレージやめて誤魔化すな

このところ、国家公務員が出張等の歳に航空機を利用した結果、マイレージをためていることが問題だと言う声がどこからともなく聞こえてきている。さらに昨日になって町村官房長官が、国家公務員が公費で移動した場合にはマイレージをためる事を自粛すべしとのコメントを発表しているようで、さらには出張時に付与されるマイレージを省庁にまとめて付与しようと言う声まで上がっているようである。これに対して航空各社は「マイレージは個人に対するサービスであり受け入れられない」とのコメントを発表しているようで、事は矮小化の一途を辿っている。
元を正せば国家公務員が天下った先に非常に高額の業務委託が行われて事に端を発した問題であったかと思うのだが、いつの間にか居酒屋タクシーに論点がすり替えられており、気が付けばマイレージを利用するな、などと言う、はっきり言ってどうでもよい問題ばかりに注目される始末である。
こんなどうでもよい問題ばかりに注目が集まっているのは、真の問題である天下りの問題から民衆の興味を反らし、既得権益を維持しようとする勢力が画策している明らかな情報操作であり、賢明な市民諸氏はこんな企みに惑わされてはならないのだ。最終的にはマイレージをためるくらいはいいのではないか、と言う論調に持っていき、特に規制を設ける事はしない、と結論付けるのが目的なのだ。その規制しない対象に天下りが含まれるのは明白だが、誰も口にしないことで暗黙のうちに既成事実が出来上がると言う寸法だ。
まあ、騙されようが騙されまいが、喉元過ぎれば熱さを忘れるありがたい日本国民にとっては、どうでもよいことかも知れないが。

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