2009/07/13

高いと言ってもそんなもの

今日、7月12日に次期衆院選の行方を占うのではないかと目されている、東京都議会選挙の投票が行われ、夜半にもでる見通しの結果に注目が集まっている。
次期衆院選の前哨戦とも言われ、次の政府を自民党と民主党、どちらが担うことになるのかを左右するかもしれないとのことで、非常に注目度が高いとの前評判で、前回の投票率を上回るのは確実と言われているが、選挙管理委員会が発表した午後6時時点での推定投票率は40%弱となっている。投票の締め切りである午後8時まで、まだ少し時間はあるものの、前回の投票率である44%を上回ったとしても、それでも到底50%にすら届かない低さであることは間違いないだろう。
これだけ世間から注目されている選挙であるにも関わらず、投票に行こうとしない人が過半数を占めているというのはどういうことなのだろうか。自分が投票しても何も変わらない、分からないから投票しない、投票しても意味が無い、という人間を何人か見たことがあるが、それは単に自分の権利を放棄し、組織力を持っている政党に全てを託しているという事に他ならないのだ、という事になぜ気付かないのか。暮らし向きがよくならないのは政治が悪いと言いながら、なぜその政治を変えることに積極的に関与しようとしないのか。
投票率が低いということは、組織力のある創価学会党、いわゆる公明党に非常に有利に働くのは周知の事実である。こんな宗教の名を借りて権力を手にしようとする輩が、国会で大きな発言力を持つのも、ひとえに投票率の低さから、組織票の価値が相対的に上がっていることに起因しているのだ。今回の都議会選挙、結果はまだ分からないが、自民・公明コンビが大勝したとしても、この投票率ではなんの不思議も無いと言えよう。いったいこれでどこが関心の高い選挙と言えるのか、呆れた口が塞がらないとはこのことだ。情けない。

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