2008/12/14

日本はいったいどうなるのか

そろそろ2008年も終わりというこの時期に、日本では政治家が自分の権力を維持することだけに腐心しているのがあからさまに分かるようになり、内閣支持率が急落したかと思えば、アメリカでも経営不振に陥ったビッグ3に対する救済法案が廃案に追い込まれたりと、おちおちと新年を迎えられる雰囲気はまるでない。
何年か前に、年末年始を挟んだくらいの時期にたまたま海外を訪れていたところ、急激な円高となったことをニュースで大きく報道していたのと同じくらい、先行きに対する不安が大きくなっているが、今度は困ったことに日本だけの問題ではなく、全世界が同時に不況の波に晒されており、貿易でしか富を産み出せない日本にとっては非常に苦しい時代を迎えつつあるのは確かであろう。
これほど苦しいのは、私が記憶している限りでは第二次世界大戦直前以来ではないかと思うのだがどうだろうか。確かにバブルが崩壊した直後などもそれなりに不安が押し寄せてきたものだが、そうは言っても海外の景況感はそれほど悪くなかったことから、いずれ景気がよくなるのだという期待が持てたものだが、現在の情勢はそういう期待感の欠片もなく、来年以降、今の暮らしを続けていけるのかすら不透明となりつつある。
今こそ、日本には真の政治力を持った、新しい政権が必要な時なのだ。将来に渡って維持費という名目で国民に負担を押し付けるだけで何一つ産み出すことのない、無駄な公共投資を行っている場合では無いのだ。今度こそ、国民は選挙で自分達がどこに進んでいくのかを示さなければ、この日本と言う国は滅んでしまうだろう。ローマしかり、カルタゴしかり、次は日本かアメリカか・・・・・

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