2012/06/13

Googleが牙を剥いてきた

これまで、ずっとBloggerを使って記事を書いてきたが、もしかすると、そろそろこのサイトを去らなければならない事態に直面する可能性がでてきた。Bloggerを利用しようとすると、ログイン後、強制的にGoogle+に加盟させられた挙句、プロフィールを作成させられてしまう、そういう動きを見せ始めたからだ。

今日、何気なく、Bloggerにアクセスしてみると、いきなり、Google+のプロフィール作成画面が表示され、どうにもこうにも、そこから先に進めなくなってしまったのだ。これはいったい、どういうことなのかと憤りを感じ、画面をぶん殴りたくなる衝動をなんとか抑え、いろいろと試してみた結果、「制限されたプロフィール」というのを作成する画面にいったん、移動した上であれば、通常どおりのBlogger管理画面にアクセスできることがわかった。で、とりあえずホッとして、この記事を書いているわけである。

しかし、これまで、利用者数を増加させようと躍起になっていたGoogleだが、どうやら、Google+の利用者数が何千万(1億超えた?)に達したことで、みんなにすんなりとGoogle+を利用してもらおう、ということになり、いつの間にか、Googleアカウントを取得する際には、強制的にGoogle+とGmailのアカウントも作成されてしまう登録手順になっていたようである。当然のことながら、Androidについても同様の動きが加速しており、これまでは使いたい機能を選んで使えていたはずのGoogle/Androidが、使いたくもないものも使わざるを得ない状況にユーザを誘導しようとしており、ついにGoogleという巨人が世界制覇に向けて、その牙を剥き始めたのかと戦慄を覚える。

このままだと、世の中の人間は、Googleか、Appleを選択しなくては、インターネットを利用できなくなってしまうのではないか。何年か前に、Microsoftが支配的な地位を利用して云々というのが取り沙汰されていたのが懐かしく感じてしまうが、単に主導的なプレイヤーが入れ替わっただけで、世界制覇を目論む巨人の行動はいつの世でも同じということか。おそらく、PCがスマホにとって代わられたように(いや、PCだって、まだまだあるが、ネットの主役は交代したと言ってもよいだろう)、スマホを通じてGoogleとAppleが世界を二分する構造は、新しい技術なりデバイスなり、巨人が直ちに対抗できないような、そういうものが出てくるまでは変わらないのだろう。

あぁ・・・アンチMSだった人間としては、アンチGoogle、アンチAppleとなって、なにを選べばよいのだろうか。


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