2012/03/19

渡辺会長への批判ばかりが取り沙汰されるが

橋下大阪市長に対して、渡辺読売新聞会長が「独裁者であったアドルフ・ヒットラーを彷彿とさせる」と嫌悪感を示したのに対して、橋下市長側が、「論理の飛躍」などと反論した上で、ヒトラーの時代と比べ、メディアや議会のチェックがあることを理由に「独裁なんてやりようがない」とし、更に「渡辺氏の方が読売新聞社だけでなく政界も財界も野球界も牛耳る堂々たる独裁じゃないではないか!」と舌戦を応酬していることが、読売新聞では全く報道されていないことは知っておくべきだろう。

要するに、自分たちに都合が悪い、もしくは、自分達のボスの醜聞と取られかねない情報については一切、報道を行わない、これが日本を代表するジャーナリストだと名乗っている(あくまで、名乗っているだけで、実際には単なる作為的な報道機関のひとつであるに過ぎないのだろう)、読売新聞社の実態である。もしも、真に自分たちをジャーナリストであると言うのであれば、自分達の不利になるかもしれない事であっても、正しく伝え、批判するべきは批判し、民衆の知る権利を代行するのが、その責務であり求められるところであろう。

まあ、恐らくは、読売新聞会長の言動や醜聞など、誰も気にするはずがないのだから、そんなことを報道する必要を感じない、と当の自称ジャーナリストどもは弁明するのであろう。しかし、これだけ世間の耳目を集め、経済、政治に影響力のある渡辺会長に関する情報を一切報道しないのを、そんな戯言で言い逃れると思っている時点で、ジャーナリストの資格無し、と言わざるを得ない。悔しかったら、渡辺会長のスキャンダルのひとつやふたつ、自分たちで明らかにしてみればいいのだ。

どんなに調べても埃がでなかったら?そんな人物がいたら、それこそ「人間じゃない」と言うしかないだろう。そいつが我が物顔でこの世の中を闊歩しているとしたら、それこそ、どんな罪状でも構わないからしょっ引いてもらいたいものである。

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