2012/03/01

死ににくい県、死ににいく県

厚生労働省は本日、3月1日、人口10万人当たりの年間死亡者数を表す都道府県別の年齢調整死亡率(10年)を算出した結果、男女とも長野が最も低かったことを発表した。5年ごとにこの統計は算出されており、長野県の男性は90年以降5回連続でもっとも低く、女性は前回調査の2位から1位となり、結果として長野県は日本で一番、「死ににくい県」と認定された。

これに対して、男女ともに死亡率が高いのは青森県で、長野県とは逆に「死ににいく県」と認定された。昨年の大震災以降、死ににいく県と言えば、高濃度の放射性物質を相も変わらずに放出をし続ける、東京電力の福島第一原発を抱える福島県が頭に浮かぶのが通説となっていたが、そんな前評判を吹き飛ばし、ぶっちぎりで最高死亡率を叩き出した青森は、死者の行き場とも言われる、霊場恐山を抱えるだけのことはあり、県民にとってはあまり喜べない面目躍如と言ったところだろうか。

それにしても、青森県の死亡原因を見ると、平成13年から平成22年の変動として、心疾患や脳血管疾患によるものは、心疾患で2080⇒2635と27%の増加、脳血管疾患で2015⇒1883と6%の減少であるのに対し、悪性新生物、いわゆる癌によるものは、3933⇒4782と22%の増加。。。あれ、癌より心疾患の方が増加してるんじゃん。毎日新聞の記事では「3大疾患では、心臓や脳血管疾患の死亡率が横ばいなのに対し、がんは右肩上がりで伸びている。」と報道されていたのに、間違ってるじゃん。しっかりしろよ、毎日新聞。

ま、メディアの言うことを鵜呑みにしないで、自分の目で耳で、何が正しいのかを確かめろって事かな。ちなみに数値の出展は、青森県のこちら


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