2009/08/15

旬を過ぎたニュース

ネットのニュースに限らず、テレビや新聞などの、いわゆるレガシーなメディアも含めて、この頃気になるのは、伝えられるニュースが、知らない人には新しく聞こえるが、大抵の人間にとっては既に何日も前に聞いたよ、と言うような、食べ頃を通り越して食傷気味になりそうなものが散見される、と言うことだ。昨日、今日と目にしたのは、最初に伝えられたのは、かれこれ一週間は前では無かったかと思われる、カブトムシがブドウに群がっていると言う話が、例の不気味な写真とあわせて伝える、はっきり言えば、遅れているニュースサイトであった。
このニュース、最初にネットで報じられてから、2、3日してから、テレビでも見た記憶があるのだが、それをさらにネットで改めて報じようとは、いったいどういう了見なのだろうか。知らない人間が、最新のニュースだと思いこまされて、さも自慢げに周囲に伝えたところ、自分以外の全員が既に忘れかけているようなネタだった、などと言う事態になれば、その体の悪さはどんな言い訳をしても免れ得ないものとなること必至だが、そういう事態を引き起こし兼ねない、と言うことを理解して報道しているのだろうか。
昔と比べてニュースの質が低下したのか、はたまた昔は情報が少なかったので、古いニュースを最新のものであるかのように報道されても、誰もそれが古いニュースなのだと気付かない、そういうことなのだろうか。
何はともあれ、これからニュースを見るときは、ちゃんといつ報道されたものなのかは確認してから周りに伝えたい物だ。

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