2009/04/19

漢字検定に不正利益をもたらす者

漢字検定協会の理事長らが、自らが経営に関与している企業・団体に対して、不正に高額な発注を行って私腹を肥やしていた事件で、外部の調査委員会の報告では不正な支出を廃止するなどの改善で、漢字検定協会が予定している100円程度の検定料値下げではなく、900円程度は値下げが可能であるとの報告を行った。
公益法人である漢字検定協会を自らの利益を追求するための道具として使い倒してきた理事長らの不正は当然のことながら糾弾されてしかるべきものだが、そもそも彼等に利益をもたらしてきた者が、受験者諸君であるという現実を直視するべきだろう。別に公的な資格として認定されるわけでもなく、あくまでも漢字を読み書きする能力を自ら測ることができるという、ただそれだけの目的のために、せっせと理事長が私腹を肥やす手伝いをしてきたわけで、それに対して憤慨するというのは自らの先見の無さに目を瞑った、唾棄すべき行為であろう。
彼らが不正をこれ以上行えなくするしごく簡単な方法がある。外部調査委員会や、文部科学省がなんら手を下すまでもなく、このような不正な利益をあげる輩にお灸をすえる方法、それは今後いっさい漢字検定を受験しないという行動を起こすことだ。その結果、漢字検定協会はその存在意義を失い、瓦解していくのは明白であろう。その過程で、これまでの不正を暴き、制裁を加えるのは裁判所なり警察なり文部科学省なり、所轄管轄している機関が行えば済む話である。にも関わらず、受験を続けるような愚かな庶民は、せいぜい理事長に見返りが見込めない賄賂を送り続けるがよかろう。ご愁傷様。。。

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