2012/01/29

安易なバラマキって、懸念じゃねぇよ

政府・民主党が進めようとしている、消費税の大増税だが、税率を5%から8%に上げる際に、低所得者への支援として1万円を支給しようという案が話題に上り始めた。民主党としては、野党から指摘されるであろう、低所得者層の逆進性に対する対策として、あらかじめ対案を定めるのとともに、国民からの批判をかわす狙いもあるのだろうが、民主党内から「安易なバラマキ」と逆に野党から批判されないよう、慎重に検討すべきとの声が出ているようだ。

安易なバラマキと批判される懸念がある?

何を言っているのだ。批判される懸念があるのではなく、もはや完全に「安易なバラマキ」による国民懐柔以外のなにものでもなく、そんな愚策を支持する人間が、日本のどこにいるのか聞いて見たい。これほど、政治家・官僚と言う輩は頭が悪くなったのだろうか。情けない限りである。

支援というが、月の支出額を仮に10万円とすると、消費税が3%増税されることによる影響は、月々3千円である。1万円貰ったところで、たった3ヶ月で底をついてしまう、まさに雀の涙である。これで増税後の生活水準をどう調整するのか、とにかく金をやったんだから、増税を受け入れろ、と言っているようにしか聞こえないし、本音はそういうことなのだろう。

消費税を増税した分は社会保障に充てるというが、それすらも怪しい。いまの消費税をどう利用しているのかも財源と支出が結びついていない以上、正確なところは分からないのに、どうやって社会保障への支出であると言い切れるのか。もはや政策の説明などではなく、詭弁と言うしかないだろう。マスコミにしても、どう線引きするのかという点をまったく追求できず、増税と支給についての批判、議論を繰り返すばかりで、やはり日本にはジャーナリズムは存在しないというのは、こういう事なのかと情けなくなってくる。

今のうちに海外への移住を考えた方がいいだろう。

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