2012/01/05

人はなぜ福袋を買うのか

正月も明けて、そろそろ普段の生活に戻ろうかとしている人も多いと思うが、今年の正月に発売されたロッテリアの福袋が、中身がゴミだったという話で賑わしている。昨年の正月は、粗末なおせち料理が話題の中心だったが、今年はどうやら福袋が中心で始まるようである。何がゴミだったのかと言うと、2000円の福袋を買って出てくるのは、過去のキャンペーンで販売していたと思しき余りもののマグカップとタンブラー。それに電話すると憧れのキャラクターと通話できるとかいうチケットなのだそうで、これで2000円は単なるボッタクリ以外の何物でもないと、購入者から批判が殺到している模様。

そもそも、ロッテリアはハンバーガー屋であるのだから、なぜにバーガー無料券くらい入っていないのかとか、これをタダで貰ったとしたら全部捨てるだろうとか、ネット上でかなりのバッシングがされているが、一番、怒りを感じるコメントは「2000円あれば絶品チーズバーガーとポテトのセットが3回食えるじゃん 」であった。また、これ以外にも、JR西日本が発売した100万円の福袋に入っていたのが行き先表示板だの、車体番号だの、特急マークだので、これでは座席が入っている5万円の福袋の方がはるかにいいという声があがっている。いわく、「道端に捨ててあっても間違いなく拾わないな」「家においてあったら学校行ってる間に父ちゃんに捨てられるレベル」と、何を考えているのか分からないという声が大半を占めている。

もっとも、JR西日本の福袋に対しては、まだ暖かい声も聞かれ、「このまま粗大ゴミに置いてあっても違和感全くないがマニアは発射オーライなの?」「かにカニエクスプレスはちょっと欲しい」というプチマニアな発言もあれば、「言っておくが183系のカニカニだけでも25万で売れるから100万なんて余裕で元とれるぞ」「俺の予想では行先表示機関連全部だけで100万超える」といういかにもマニアではないかと思われる発言もあり、購入したい人が買うのだし、マニア間では取引できるのだろうから、そういうものなのだ、そもそもマニア向け価格設定なのだという話で落ち着くものと思われる。しかし、ロッテリアについては、非難以外のコメントは見当たらず、「そもそも福袋を買うからこうなる」と冷淡に切り捨てる意見があるくらいだ。

ちょっとロッテリアに行くのは当面、見送ろう。

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