2012/01/15

Androidの開発環境を作ってみた

ちと本屋に行った時の思いつきで、Androidの開発環境を作って見ようと本を買ってみた。風邪気味ですこしボーっとしている中、家に帰ってきて早速、環境構築を始めようとしたのだが、どうも買った本が少し古く、2010年5月時点の情報に基づいている事に気がつく。普段なら、発行日を確認するのだが、どうも本当にボーっとしていたようだ。返品は駄目なんだろうなぁ。。。

それでも、出だしのところはそんなに問題ではなかったので、どこから情報やツールを入手すればいいのかは参考になり、次の手順で環境の構築を行ってみた。

1)JDKのインストール
Androidでは、Javaベースのプログラム開発を行うことになるので、まずはPCにjdk6update30をインストール。環境次第だが、ここからダウンロードできる。これを普通にダウンロード&インストールするだけ。再起動も必要ない。昔は環境変数の設定なんかで、JDKをインストールしたら再起動が必要だった気がするが。

2)AndroidSDKのインストール
続いて、Androidの開発用SDKをインストールする。ツールはここからダウンロードするが、windows環境であれば、Recommended(要は推奨だ)と書かれている方を使おう。左側のメニューに、「Installing the SDK」というメニューがあり、そこを読むと大まかな流れが英語で書いてある。適当に流し読めば何とかなるようだ。細かいところは、気にせずに進むが、特に問題にならなかった。
インストールが終わると、Android SDK Managerなるものが起動して、追加するコンポーネントを選べと迫ってくる。とりあえず、今回、開発対象としてみたいのは、実機があってテストができるAndroid2.1ベースなので、API level7のコンポーネントだけを選んで導入してみた。

3)Eclipseのインストール
開発を行うためには、統合開発環境が必要(必須ではないかもしれないが、今時、いちから書くヤツはそうそういないだろう)なので、フリーの開発環境であるEclipseをここからダウンロードしてインストールする。インストールするのは「Eclipse IDE for Java Developers」だ。windowsが64bit版なので、そちらを選択。

4)ADTの設定・インストール
Eclipseをインストールして起動すると、次はADTという「恐らく」Androidのエミュレータ環境をインストールする。これは、Eclipseのメニューから、help>Install New Softwareからダウンロードも含めて行える。右上のAddボタンを押すと表示される画面で、Name「ADT Plugin」Location「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を指定すると、追加できるコンポーネントが表示されるので、よく分からないので全部選んでインストールしてしまった。問題は特に起きていないようだ。
ちなみに、ここで最初にEclipseを起動した際、自動的にAndroidSDKを発見して、導入するか?と聞く画面が出てきたように思う。メモしてなかった。とりあえず、さっきのAndroidSDKのインストールで指定したものが表示されていたので、それを選択。

5)Eclipseの設定(JDK)
最後に、JDKを使うようにEclipseを設定する。普通にインストールしただけだと、まずJDKはなぜか選択されず、JREが選択されているはずである。たぶん。Preferences>Java>Installed JREsを見ると、JREだけが表示・選択されているはずなので、Addボタンを押してJDKを追加して選択しよう。今回の場合、「C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_30」にインストールされていた。

6)仮想Android端末の追加
Eclipseのメニューで、windows>AVD Managerを選択すると、Android Virtual Device Managerが表示される。ここに、対象としたいデバイスを追加して、動作させることができる。今回の場合は、追加したコンポーネントはAndroid2.1だけなので、それを選択して登録しておく。右側のstartボタンを押すと、仮想環境のAndroidが起動する。起動時になんか選ぶ画面がでてくるが、何も選ばずに気にせず進むと起動してくれた。とりあえず、起動にはすごい時間がかかるので(実際のAndroidを起動するのと同じくらいだ)、気長に待つ。マウスの操作がイコール、指での操作に相当するようだ。

以上で開発環境の構築は終わり、のはずである。とりあえず、開発するための準備は整った気がする。本によれば、このあと、いつもの「Hello、World!」なのだそうだ。いつまで経っても、ここだけは同じなんだな。


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