2009/12/06

少数政党の言いなりか

鳩山政権の迷走ぶりが顕著になってきた。郵政や財政では、国民新党の亀井大臣に振り回された挙句、ほとんど全ての主張を受け入れてしまい、米軍再編では沖縄問題を提起するだけで具体論の出てこない社民党の福島大臣に振り回された挙句、年内の決着を先送りにして米国からの不信を買う始末。
国民新党にせよ社民党にせよ、国民が政治を任せてみようと思った政党では無いにもかかわらず、大きな力を発揮するのは、民主党の鳩山代表が「友愛」とかいう合言葉で、みんなが満足するような決着ばかりを目指して、自分が批判の矢面に立たされることを避けているからと言うしかない。だから、自分の偽装・故人献金問題についても、国民が納得する形では説明できていないのだ。
民主党は来年の参議院選挙で過半数の獲得を目指すとしているが、こんな誰からも期待されていないような政党が幅を利かせるようでは、あと半年もの間、支持率を維持したままで選挙を迎える事などできないであろう。はっきりいって、早々に内閣を改造し、連立を解体してでも民主党の政策を強く主張していかなければ、政権交代は1年ともたずに崩壊してしまうだろう。なにが今回の政権交代は失敗できないだ。猛省を要求したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿