2009/10/11

自殺の限界に挑戦

人はどれだけ小さな刃物で自殺することができるのか。そういう困難な命題に果敢に挑戦し、見事に金字塔を打ち立てた男が兵庫県明石市の神戸刑務所に現れた。その男の名は明らかにされていないが、30代の受刑者が、独居房内で、小さな鉛筆削りの刃を使い、首を切断して死亡したことが発表された。使用された刃物は、刃渡りたったの2.4cm。足の小指の長さにすら届かないほどの大きさだ。

これで自殺とは
この刃物を使い、この受刑者は見事に自らの命を絶つことに成功した。なんという死への執念だろうか。この鉛筆削りは、プラスチック製の本体に刃がネジで固定されており、容易に取り外すことが出来ないようになっていたというから、私であれば、どんなに死にたいと思っても、それを見た瞬間に、断念してしまうのではなかろうかと思われる。いったい、何がこの男をそこまで突き動かしたのか、今後の発表が待たれるところであるが、現時点で姓名が公表されていないということは、今後も情報が出てくることはないと思われ、非常に残念なところではある。
今後の注目は、人間はどれだけ小さな刃物で他人を殺めることができるのか、ということだろう。自転車のスポークを使って、悪人を殺すことが出来るのは雪籐が教えてくれているし、小ささで言えば、ピンバッチのピンあたりが妥当な線だろうか。もちろん、他人を殺すことは犯罪であり、もしこれに挑戦して成功したら殺人罪で、失敗したら殺人未遂で逮捕されることは、ほぼ疑う余地がないくらい確かであるので、安易な気持ちで試そうなどとは思わない方がいいだろう。人間が電気椅子に座らされて、何秒間生きていられるのかを試してみたいという、無謀な人間はいないと思うが、もしそうであっても、今一度、考え直すこととをお薦めしたい。

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