2009/01/31

諫言、耳が痛し

民主党の鳩山幹事長が、給付金の支給に対して「悪質な選挙買収」と批判した事に対して、自民・公明両党が30日、衆議院に対して懲罰動議を提出した。これを受けて鳩山幹事長は記者会見で「大変名誉なことだ。逃げるつもりはない」と真っ向から争う姿勢を見せているらしい。
自民・公明にとっては、給付金は景気対策だと口では言うものの、支持率対策という側面は決して拭いきれず、それに対して図星をさされた格好となる鳩山氏の発言を放置しておくことはできなかった、というところだろうか。まさに「諫言」は耳に痛いことそのままと言えよう。
実際、この給付金の目的が景気対策だというなら、いつまでに利用しなければならないか期限をつけて配布した悪名高き小渕の地域振興券の方が、まだ実際に使用される見込みがあるだけましと言えるほどで、現金を配ったら大半は受給者の懐に納まって貯蓄に回るのが目に見えている。こんな政策しか打ち出せず、対外的な見栄えを気にしてはアジアへの1兆5000億円もの莫大な支援を約束してしまう、こんなどうしようもない麻生総理に期待することはもはや何ひとつ無いが、どう景気を浮揚させていくのか、次の総理の手腕を早く拝見したいものである。願わくば、自民党以外からの総理であることを。

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