古い機種を比較しても仕方がないので、価格comで検索し、それぞれ大御所と思われるメーカーの4月発売製品同士を比較してみることにする。テレビの代表は、パナソニックのスマートビエラ TH-L42E5 [42インチ]、最安価格で89,800円、エアコンの代表は日立のステンレス・クリーン 白くまくん RAS-AS28B(W) [クリアホワイト]、最安価格で68,100円を選択した。値段だけなら、エアコンの勝ちだ。
試すわけではないので、比較するとすれば数値で見るしかないが、エアコンの場合、困ったことに外気温や設定温度などで、大きく消費電力が変わってしまう。それに対して、テレビは音量などで多少、違いは出るかもしれないが、基本的には一定の消費電力で、単純比較が難しい。そこで、エアコンに表示されている、期間消費電力量に目をつけてみる。これは、冷房期間・暖房期間を決めて外気温ごとの消費電力を年間で合算したもので、たとえば日立のサイトでは以下のように定義されている。
外気温度: | 東京をモデルとしています。 |
設定室内温度: | 冷房時27℃/暖房時20℃ |
期間: | 冷房期間6月2日~9月21日の3.6ヶ月間 暖房期間10月28日~4月14日の5.5ヶ月間 |
使用時間: | 6:00~24:00の18時間 |
住宅: | JIS C 9612による平均的な木造住宅(南向) |
この機種の場合、期間消費電力量は967kWhとなっている。つまり、年間でこれだけの電力を消費すると推定されるわけだ。では、テレビの場合を考えると、この機種は消費電力が83Wとなっている。1日あたり4時間、テレビを視聴すると考えると、およそ120kWhになる計算だ。この計算だと、到底、テレビにエアコンは太刀打ちできないことになってしまう。う~ん、ほんとにテレビを消す方が節電になるのか、ちょっと怪しくなってきた。たしかに、記事で比較していたのは、もっと電力消費が大きい、プラズマテレビであった。それを見ると、消費電力は450Wとなっていて、年間の消費電力は657kWh。それでもまだ、エアコンの方が多いという計算だ。なぜ、記事のようなことになっているのか、さっぱり分からない。まさか、室外機の消費電力を計算に入れてないとか、そんなオチはないだろうね。
ともかく、節電のためにはエアコンもテレビも使わないのが一番だ。でも、代わりにパソコンを使うから元の木阿弥なんだけど。。。
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