2012/07/01

今日からレバ刺しは自宅で

厚生労働省の一方的な判断で、2012年6月30日は、日本でレバ刺しが食べられなくなった日として、永遠にその愚かしい判断が歴史に刻まれてしまった。加熱する以外に有効な殺菌方法が無い、として生食を禁止するという判断だとされているが、そもそも、加熱以外の方法を検討することなく、短絡的に「だから生食はダメ」とした厚労省の決定は、狭量で偏見に満ち、広く国民の食べる権利を奪う、最低の所業と言わざるを得ない。

検討している期間中から、マスコミではあまり大きく報道されてこなかったが、実は、過熱以外で簡単に殺菌する方法は世界的にはかなり普及しており、その有効性も確認されている方法がある。それは、こちらでも述べられているが、放射線を照射することで、食品を加熱することなく殺菌するというものだ。実際、過去には厚労省でも食品に対する放射線照射での殺菌方法は検討されていたのだが、なぜか今回のレバ刺しに関しては、一切そのような検討がなされた形跡は見当たらない。

どうも、福島県の原発事故とその後の放射性物質による汚染の拡大に関連し、放射線を使用した殺菌方法は、国民の不安感を払拭できない、という国民をどこまでバカだと思っているのかと疑うような理由で、加熱殺菌しか検討の俎上に上がらなかったようなのだ。なんという上から目線で柔軟な発想のない役人どもなのだろうか。早々に、放射線や電子線を利用した殺菌方法を検証し、有効性を確かめた上で、規制を撤廃してもらいたいものである。

それまでは、精肉店で生レバーを買ってきて、家でレバ刺しを楽しもう。昨日まで売っていたのと、なんら変わりはないんだから。。。

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