2011/04/02

気象学会まで原発問題を隠蔽するのか

福島第一原発から大気中に放出されている放射性物質の拡散予測について、日本気象学会が学会員に対して、予測結果を公表しないように通達を出していたことが判明した。政府が何日経っても予測を公表しないため、民間の研究者が予測した結果は、防災上たいへん有意義な情報となることが予想されるのだが、それを公表しないように求めるとは、いったいどういうことなのか。

一般国民がパニックになることを避けなくてはならない、という大義名分の下で、このような通達を出したことになっているが、真相がそうだなどと納得する国民がいようはずがない。なんらかの情報を隠蔽する目的で、民間の予測情報を公表しないようにという圧力がかかったのだと理解するのが適当というもので、前にも増して危機意識を高めこそすれ、発表されないのだから安全なんだ、などと能天気に暮らすような者は、もはや1人たりとていないと思われる。

こんな通達が出るということは、報道されていないものの、福島第一原発の状況はまったく好転する見込みがなく、関東一円が放射性物質で汚染される可能性が極めて高いということなのだろう。とりあえず、天皇陛下が皇居にいる間はまだ、大丈夫なのかもしれないが、それすら、情報操作されて、本当は京都御所に避難されているものが、あたかも皇居におられるかのように伝えられる可能性も即座には否定できない。今後、ブログを初めとした個人的な情報公開の場までが制限されるようになったら、もはや日本はおしまいかな。。。

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