2010/06/04

次の総理に興味は湧くか

鳩山総理が電撃的に辞任してから1日、民主党内で次期総裁に向けた駆け引きが活発化しているが、ここでもまた、国民不在のまま、次の総理大臣が選ばれようとしている。
この状況は小泉純一郎が任期を満了した後の自民党政権と構図として違いはなく、国民の政権交代に賭けてきた気持ちを見事なまでに踏みにじるものだと言えよう。これは国民の政治不信を増大させ、結果として国益を大きく損なうような、参院選の結果を招くような予感がしてならない。
政治不信の結果、参院選での投票率は日本の国政選挙史上最低にまで落ち込んで、30%を割り込むことになるだろう。そのときに力を発揮するのは、巨大な支持母体、いわゆる組織票である。全体の投票率が下がっても、投票行動を変えない組織票は、その存在感をいや増し、これを抱える政党、つまり公明党と幸福実現党が大躍進を果たし、国会の勢力図を塗り替えてしまう可能性があるのだ。
しかし、もし本当に、こんな得体の知れない宗教団体が政治を牛耳るようになったら、日本はお終いである。神のお告げなんぞと言われて政策が決まり始めたら、みんなこぞって日本から脱出しはじめるのではなかろうか。私の、この愛国心を以てしても、ついにはこの国を見限って、新天地を求めて旅立つだろう。そんなことにならないことを切に願う。

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