2010/08/04

駆け込み乗車に怒りのアナウンス

電車に乗ろうと、駅のホームを歩いていた時の事。ちょうどホームに停車していた列車の発車時刻になった時、発射を伝える駅員のアナウンスが突然、甲高い怒声に切り替わった。
「駆け込み乗車はやめてください!」
もちろん、私に対して放たれた言葉ではなく、誰か遠くで駆け込み乗車をした、うだつの上がらなさそうなオッサンに対してのものなのだろうと思うが、危うくマイクを握る駅員に切れてクレームをぶつけるところであった。ただでさえ、死にそうな暑さであるのに、そこに上乗せして怒声を聞かされてはたまらないではないか。
だいたい、こんなアナウンスなどいくらしても、なんの効果もありはしないのだ。駆け込み乗車をするような輩は、たとえ注意されたとしても、しばらくすれば、また駆け込み乗車を繰り返すであろう。
なぜなら、駆け込み乗車を行うことに大きなデメリットがないからだ。うまく滑り込めれば、ラッキー、かと言って、失敗したからといって、怒声を浴びせられる以上に被る被害は皆無だからだ。こんなことを繰り返しても、問題の根本は解決しない。解決に向けた対策はひとつだけだ。
それは、駆け込み乗車を行ったことで遅延が発生した場合に、遅延損害金を請求するような、明確な罰則の新設だ。実際に損害金を請求しなくとも、電車内や駅のアナウンスで、損害金の請求を示唆するだけでも、絶大な効果を発揮するだろう。駆け込み乗車をしてもたいして咎められないだろうと、高を括っていた悪質な乗客に冷や水を浴びせれば、たちどころに頭を冷やして状況は改善するであろう。早々にこのような制度・罰則の強化に乗り出して欲しいものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿