2020/02/16

本当に意味のない質問

2020年2月12日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が立憲民主党の辻元清美幹事長代行の質問が終わった際に、「意味のない質問だよ」とやじを飛ばしたことが物議を醸している。安倍総理が国会を軽視、馬鹿にしているのではないか、と言うのが野党マスコミの論調だが、中身を見れば的はずれな批判だとわかる。

質疑における辻元議員の発言は安倍政権に対する単なる文句、批判でしかなく、これを国会であげつらうことの意味が全くわからない。そんな事を言うだけなら国会の場ではなくテレビや街宣で訴えれば十分であり、貴重な国会での審議時間を費やすのは日本にとって損失でしかない。さらに言えば、そのような話を出しておきながら、だからどうするということも無く、何らかの回答を要求するでもなく、言いたいだけ言い切るとそこで質問はおしまい。折角の国会における質問としてはまるで意味を為していない。

総理のヤジが大人気ないと言うのはそのとおりだが、辻元議員の質問に意味がないというのがそのとおりだと言うのは異論の余地はないだろう。かしらが腐った鯛をどうにかしないといけない、と本気で思っているのであれば、総理が答えに窮する、あるいはうっかりと隠しておきたい事を回答してしまう、そんな質問で政権を追い詰める、国民にアピールして次期総選挙で政権奪還を目指す、そういう本当に「意味のある」質問を出していただきたいものである。総理のヤジがなければ、ニヤッと笑われてお終いになるような質問(単なる愚痴で質問ですら無かったが)しか出来ないようであれば、国会議員を辞されてはいかがだろうか。

まあ、本当に政権を獲得してしまったら、前回の民主党政権時代のような体たらくを晒すのが怖くて、本気で攻め立てられないのかも知れませんが。。

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