2012/12/22

だったら事故が起きてもガタガタ言うな

東北電力東通原発の敷地内に活断層があるとした、原子力規制委員会の調査結果に対して、地元自治体からは、「まるで原発を止めるための調査だ」として、反発を強めている。

東日本大震災の際に発生した津波の影響で、福島第一原発が壊滅的な状況に陥り、日本全体に多大な迷惑をかけていることを顧みることなく、自分達の金儲けの事ばかりに終始し、「我々は原発にすがって仕事をするしかないのに、どうしてくれるのか」と、被害者のような顔をする始末。

そこまでして、自分達のために日本に壊滅的な被害をもたらすかもしれないと知りつつ、原発の稼動を求めるのであれば、いざ事故が起きて避難しなければならなくなった時に、さも被害者のような顔をして電力会社や国を非難するのではなく、日本に対して取り返しのつかない、申し訳ないことをしたと、平身低頭して謝罪し、命を捨ててでも被害を少なくするための貢献をするべきであろう。

それは、既に事故が起きて、まるで一方的な被害者であるかのような顔をして、東京電力や国に対して賠償などを求めている福島県民も同様である。自分達が恩恵を得るために原発を誘致し、その莫大な補助金で裕福な暮らしを満喫してきたにも関わらず、いざ事故が起こるや否や、我先にと避難しては故郷を奪われたなどとのたまい、あまつさえ賠償金をせしめようなどと画策するのは、まさに盗人に追い銭と言わんばかりである。

原発立地自治体は、当然、事故が起きた際の責任から免れないということをきちんと定義した上で、今後の原発政策をどうするかを検討するべきであろう。そんな責任を負わされると知った上で受け入れを表明するような自治体があるかは非常に疑わしいが。

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