2011/02/10

北方領土を奪還せよ

ロシア大統領の北方領土訪問にはじまり、今回の軍事配備の増強宣言を見ると、ロシア側には北方領土を返還するつもりなど全く無く、この先もこれらの島々を有効に活用していくことしか考えていないことが良く分かる。そりゃ、すこし考えてみれば簡単な話で、日本の領土だと主張しながら、その海域で漁船が拿捕されて船員が皆殺しの目にあっても、具体的な対抗策をなにも出せない、返せと口で言うばかりで武力行使の構えすら出せない、そんな相手に何を怖れて返還に応じたりなどしようはずがない。

断固として返還を求めるのであれば、不退転の覚悟と言うものを示さなければ、相手はこちらをどうせ何もできないだろうとたかをくくって、まともに交渉に応じよう筈もない。やるなら、固有の領土だと主張するだけではなく、国境線を宣言して、国境警備の目的で巡視艇を配備するくらいのことをやらなくてはならないだろう。もちろん、ロシア側だって黙って引き下がることは考えられず、この海域で武力衝突が発生する可能性が非常に高くなるだろう。だが、そのくらいの覚悟で挑まなくては、返還など覚束無いであろう。

今の日本政府の体たらくでは、このような戦術はとれないだろうから、北方領土を取り戻すため、国に変わって活動する、北方領土奪還戦線でも立ち上げるしかないのだろうか。
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